来年から 配偶者控除・配偶者特別控除が変わります
夫がおもな稼ぎ手で、妻がパートで働くことを想定し書きます。
夫と妻が入れ替わっても同じです。
◎配偶者控除では、
38万円が夫の収入から控除されます。
これまでは、妻が年収103万円以下だと配偶者控除が適用されました、
来年からは、妻の年収が150万円以下なら、夫は38万円の控除が受けられます
◎配偶者特別控除では、
これまでは、妻の年収が103万円を超えると控除額が段階的に引き下げられ、
年収が141万円以上でゼロになりました。
来年からは、妻の年収が150万円を超えると控除額の引き下げが始まり、
201万円を超えるとゼロになります
◎夫の年収が1220万円超だと、配偶者控除がゼロに!
これまでは夫の年収が1220万円以上かつ妻が年収103万円を超えた場合、
配偶者特別控除は適用外でした。
来年からは、年収が1220万円超の夫は、
妻の収入がゼロでも配偶者控除を受けられなくなります。
これら配偶者控除・配偶者特別控除は、夫の税金を減らすものです。
妻の収入は
年収100万円を超えると、住民税が発生する
年収103万円を超えると、所得税が発生するので
年収130万円を超えてしまうと、社会保険に加入義務
さらに昨年の10月からは、従業員501人以上の企業で
働く年収106万円以上の方に、職場の社会保険加入が義務化。
★年収が120万の場合(税金のみ負担)と140万の場合(税金と社会保険両方負担)では、
自由に使える手取り額はほぼ同じとなるケースが多いです。
この場合は働く時間を減らして130万までに抑えて
社会保険も扶養のままにするか、もっとガッツリと働いて
150万の壁も突破して税金も社保も自己負担、
夫の配偶者控除もナシとする代わりに大幅な収入アップを
狙うかのどちらかにするのが無難です。