保険は「入っているから安心」と思いがちですが、実は古い保険にそのまま入り続けていると、いざというときに保障されないことがあります。
今回は「なぜ古い医療保険やがん保険では支払われないケースがあるのか?」をわかりやすく解説します。
■ なぜ古い保険では支払われないことがあるの?
医療技術や治療法は年々進歩しています。それに合わせて保険の内容も進化しています。しかし、10年以上前の保険では、当時存在しなかった治療法や入院スタイルが保障の対象外になっていることがあるのです。
■ よくある「支払われない」ケース
① 通院治療が中心のがん治療
昔のがん保険は「入院給付金」や「手術給付金」が中心ですが、最近は通院や外来での抗がん剤治療・放射線治療が一般的です。
しかし古い保険では「入院しないと給付されない」という制限がある場合が多く、通院治療だけでは保険金が出ないことも…。
② 日帰り手術
今では日帰りで済む手術が増えています。たとえば内視鏡手術やカテーテル治療など。
ですが古い医療保険では「○日以上の入院が給付の条件」になっている場合があり、日帰りだと支払われない可能性もあります。
③ 新しい治療法への非対応
例:重粒子線治療、陽子線治療、免疫療法など
これらの最先端治療は自由診療で行われることが多く、古い保険では対象外。最新のがん治療が受けたくても「保険が効かない」ことも。
■ 「昔の保険のままで大丈夫?」と不安を感じたら…
保障内容は定期的に見直すことがとても大切です。特に以下に当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
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10年以上前に加入して、内容を一度も確認していない
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保険証券の内容がよくわからない
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医療やがん治療に関するニュースを見て「うちの保険は対応してるの?」と感じたことがある
■ 最後に
「いざというとき」に保険が支払われないのは、本当に困ることです。
保険は「入っていること」よりも「必要なときに支払われること」が大切。今の時代に合った保障になっているか、ぜひ一度確認してみてください。